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納期が遅れるときの連絡例文|先に言えば信用は落ちない

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このシリーズの全体像 営業メールの例文集|場面別に、そのまま使える文面

納期が遅れると分かった時点で連絡する。信用が落ちるのは遅れた事実ではなく、黙っていた時間

連絡しそびれ型かもしれません。目の前の作業に押されて連絡が後ろに回り、日が空くほど出しづらくなる型です。言うのが怖いのではなく、約束を守れない自分をその人に見られるのが嫌なんだと思います。

早い連絡と沈黙、その後の信用の分かれ道を示す図

「めどが立ってから言おう」は、連絡を遅らせているだけです。相手が知りたいのは完成の見込みであって、こちらの決意ではありません。作業がまったく進んでいなくても、遅れそうだという事実だけなら今すぐ伝えられます。手元の進捗を整えてから連絡しようとするほど、連絡はどんどん先に延びていきます。

期限を過ぎても連絡しない無断遅延は、ビジネスにおいて最も避けるべき行為とされています。遅れが確定した段階だけでなく、遅れることが予想された時点ですぐに連絡するのが基本です。「まだ間に合うかもしれない」と思っている段階でも、連絡そのものは早いほうがいいということです。連絡を遅らせても、作業が早く終わるわけではありません。

納期直前や高額案件で遅延が発生したときは、メールだけで済ませずに電話での報告と謝罪が必要です。相手の予定を大きく崩す連絡だからこそ、まずは声で伝えます。文字だけのお詫びは、相手が見るタイミングを選べてしまい、緊急度が伝わりにくくなります。

今日やる最小行動は、作業の手を止めて電話を1本入れることです。文面は、このあとのH2からそのままコピーして5分で送れます。連絡を先延ばしにする理由の多くは「まだ文面ができていない」ですが、電話が先なら文面は後からで構いません。

一度連絡してしまえば、あとは進捗を伝えるだけの作業に変わります。連絡する前の数時間がいちばん重く、連絡したあとは意外と軽く感じるものです。

そのまま使える第一報|電話で言う3行とメール例文

電話で最初に言う3行

電話で伝える3つの要点を順番に示すステップ図

電話は、要点だけを先に言い切ります。長い説明から入ると、相手は肝心の日付を聞き逃してしまいます。

  1. 案件名と、納期が遅れる見込みであること
  2. 新しい提出予定日
  3. このあとメールで詳細を送ること

「◯◯の件でご連絡しました。恐れ入りますが、納期が遅れる見込みです。新しい納品予定は◯月◯日を考えています。詳しい経緯は、このあとメールでお送りします」。この順番で言い切れば、相手はまず何が起きたかを理解できます。理由の説明はこのあとで構いません。

判明した当日に送るメール例文

件名:【お詫び】◯◯制作 納期変更のご連絡(新納期 ◯月◯日)

本文:

いつもお世話になっております。◯◯株式会社の◯◯です。

現在進めております「◯◯」の件で、納期についてご相談がございます。

当初◯月◯日を納品予定としておりましたが、◯◯により作業に遅れが生じており、誠に申し訳ございませんが、新しい納品予定日を◯月◯日とさせていただきたくご連絡いたしました。

ご迷惑をおかけし申し訳ございません。今後はこのような遅れが出ないよう、着手時期を前倒しして進めてまいります。

ご不明な点がございましたら、お電話にてご相談させてください。何卒よろしくお願いいたします。

このまま件名と日付だけ差し替えれば、そのまま送れる形にしてあります。理由の一文は、事実に合わせて書き換えてください。

電話のあとに必ずメールを送る理由

電話での会話は記録に残らないため、電話を切ったあとに話した内容をメールで送ることが大事です。メールにしておけば、相手は社内へそのまま転送できます。伝言で内容が変わってしまう心配もなくなります。

NG例:「大変申し訳ございません。現在鋭意対応中でございます」。この文面には日付がなく、相手は自分の予定を何一つ動かせません。謝罪の言葉を重ねても、相手が欲しい情報は増えないのです。

お詫びメールに入れる6つの要素(チェックリスト)

納期変更のメールは、次の6つの順で組み立てます。

お詫びメールを構成する6要素を順序立てたチェック図

順番要素内容
1件名・宛名用件が一目で分かる件名にする
2あいさつ文・お詫び通常のあいさつのあと、遅れをまず詫びる
3遅れの理由事実だけを短く書く
4新しい提出期限本来の期限と新たに提出可能な予定日を併せて伝える
5再発防止策次回どう変えるかを1つ書く
6結びのあいさつ相談を受け付ける姿勢で締める

本来の期限と新しい期限は必ず並べて書く

新しい提出期限を伝えるときは、本来の提出期限と新たに提出可能な予定日を併せて伝えます。「◯月◯日→◯月◯日」という1行があるかないかで、相手が段取りを組み直せるかどうかが決まります。新しい日付だけを書くと、相手はもとの約束と何日ずれたのかを自分で計算することになります。この一手間を相手にやらせないことが、次にもつながります。

理由は2行まで

体調、他案件との重なり、想定より工数がかかった。どれも事実であれば書いてかまいませんが、2行までに収めます。3行を超えると、理由ではなく言い訳として読まれてしまいます。理由を詳しく書くほど誠実に見えると思いがちですが、相手が読みたいのは理由ではなく今後の予定です。

再発防止策は1行の具体策で

「今後は気をつけます」は書きません。「次回から着手日を3日前倒しし、中間報告を◯日に入れます」のように、実際にやる動作で書きます。気持ちの表明ではなく、次の案件でどう変わるかが相手の関心です。動作で書いた再発防止策は、自分自身への約束にもなります。

場面別の言い方|①遅れそう ②今日が納期 ③すでに過ぎた

①遅れそうな段階(数日前)

遅れの3場面ごとに伝え方の違いを比較する図

まだ確定していなくても連絡してかまいません。「現時点で◯月◯日は厳しい見込みです。◯日中に確定してご連絡します」。ここで大事なのは、完成日ではなく連絡する日を先に約束することです。相手は、次にいつ連絡が来るか分かっていれば、その日まで待つことができます。

②納期当日の朝に判明した

このタイミングは電話が先です。相手の当日の予定そのものを壊す連絡なので、メールを送って待つだけでは足りません。「本日18時までに◯◯だけ先にお渡しし、残りは◯日にお届けします」と、分割して渡せるものがないかをまず考えます。全部が遅れるのか、一部だけなら間に合うのかで、相手の対応は大きく変わります。

電話ではこう言い切ります。「本日の◯◯の件です。恐れ入りますが、当初予定の時間には間に合いません。◯◯だけ先にお渡しでき、残りは◯日午前中にお届けできます。このあとメールでも同じ内容をお送りします」。分割できるものがなければ、無理に作らず「全体が◯日にずれ込みます」とだけ正直に伝えます。

③すでに過ぎてしまった

謝罪の前に、現在地を書きます。「現在◯◯まで完了しており、残りは◯◯の工程のみです。◯月◯日◯時に納品します」。過ぎてしまったあとほど、詫びの言葉の量より、進捗を具体的に示すほうが相手を安心させます。

何日かかるか読めないときは、完成日ではなく「いつ分かるか」の日時を約束します。空白の日をつくらないことが目的です。「分かり次第すぐ」ではなく「◯日◯時までに連絡します」と決め切ることで、相手は次の連絡を待つ予定を立てられます。「分かり次第すぐ」という言い方は、相手からすると次にいつ動けばいいか分からず、結局こちらから連絡するまで不安なまま待たせることになります。

受け手は遅れを怒っているのではない。段取りを組み直せないことに困っている

発注する側は、その納品物の先に自分の予定を持っています。社内会議、印刷所への入稿、クライアントへの提出。困っているのは遅れそのものより、いつ来るか分からないまま待たされることだと思います。予定が立てば、多少の遅れは調整できる相手がほとんどです。予定が立たないことのほうが、相手の時間を奪います。

相手が上司や取引先に報告できる文面にする

新しい日付、理由、代替案。この3つが揃っていれば、相手はメールをそのまま転送して社内を通せます。詫びの言葉を厚くするより、この3点を揃えるほうが相手の助けになります。相手は、自分の上司に説明できる材料を探しているだけかもしれません。

二度目の延期が信用を折る

一度目の遅れで、信用が落ちきることはあまりないと感じています。落ちるのは、一度出した新しい期限をまた守れなかったときです。だから新しい納期は、最短で言える日ではなく、確実に守れる日で出します。少し余裕を持たせた日付を出すほうが、結果として信用は守られます。

詫びの品や値引きを先に出さない

金額の話を先に出すと、相手は納期の話をしづらくなります。まず日付をはっきりさせて、条件の相談はそのあとにします。順番を間違えると、相手は「お金で片づけようとしている」という印象を持ってしまいます。

「今回の分は◯◯円お値引きさせてください」を最初の連絡で言われると、相手は日付の話をする前に金額の受け答えを考えなければならなくなります。詫びの気持ちを形にしたいときも、まず新しい納期を伝え切ってから、後日あらためて相談する順番にします。

やってはいけない5つと、その直し方

  1. めどが立つまで連絡しない → 遅れが予想された時点で連絡する
  2. 「できる限り早く」で日付を書かない → 必ず日付と時刻を入れる
  3. 理由を長く書く → 2行に削る
  4. メール1本で済ませる → 直前や高額案件は電話を先に
  5. 小出しに延期する → 分かっている遅れは1回でまとめて伝える

送信前の30秒チェック

  • 件名に「納期変更」と分かる語が入っているか
  • 新しい日付が本文に1回以上出ているか
  • 相手が次に何をすればいいか書いてあるか

この3つが揃っていれば、あとは送るだけです。文面の丁寧さより、この3点のほうが相手にとって重要です。

言い方を変えても事実は隠せない

「諸般の事情により」「社内の都合で」。こうした言い方は、中身が伝わらないまま「隠している」という印象だけを残します。理由を詳しく書く必要はありませんが、事実として書けることだけを短く書きます。ぼかした言葉を選ぶくらいなら、理由を一段短く削るほうが読み手には誠実に映ります。

言葉を飾るほど、相手は「本当のところは何なのか」と勘ぐる余地を持ちます。飾らずに事実と日付だけを置いたメールのほうが、結果として読み手の警戒は薄まります。

遅れたあとに信用を戻す3つの動き

納品したら、遅れの経緯を1行で締める

「◯日遅れてのお届けとなり申し訳ありませんでした。今回の件を受けて、次回から着手を3日前倒しします」。ここで終わらせずに、次にどう変えるかまで書いておきます。納品の連絡と反省の連絡を分けず、1通の中で済ませます。

次の見積で余白を持たせる

遅れた原因の多くは、能力ではなく日程の詰めすぎだと感じています。次回から納期を実作業とバッファを足した日数で出し、相手には「◯日にいったん中間版をお見せします」と中間点を約束します。ぎりぎりの日程で受けるほど、次もまた同じ連絡をすることになります。

中間報告を先に入れておく

着手する時点で中間報告の日を決めておけば、もし遅れが出ても「遅延の報告」ではなく「進捗の共有」の中で自然に出せます。連絡しそびれ型から抜ける一番確実な手当ては、これだと思います。報告の場を先に決めておけば、悪い知らせだけを単独で伝える気まずさそのものがなくなります。

納期を守ることより、途中経過が見えている状態のほうが相手は安心します。次の発注は、そこで決まります。連絡しそびれ型から抜けるのに、性格を変える必要はありません。決めておくのは、いつ連絡するかという1点だけです。

他の場面のメール文例はお礼・お詫び・日程調整のメール例文まとめにもまとめています。

よくある質問

納期が遅れそうなとき、電話とメールはどちらが先ですか

電話で第一報を入れ、そのあとメールで詳細を送る。電話の内容は記録に残らないので、切ったあとに話した内容をメールで送る。納期直前や高額案件では電話での報告と謝罪が欠かせない。

いつ連絡すればいいですか。まだ間に合うかもしれない段階でも言うべきですか

遅れが確定した時点だけでなく、予想された時点で連絡する。納期が迫ってからの連絡は相手の計画を大きく狂わせる。確定していないなら「◯日中に見通しを確定して連絡します」と、連絡する日だけ先に約束する。

遅れた理由はどこまで書けばいいですか

2行まで。メールの構成では理由と新しい提出予定日はセットで伝える要素で、本来の提出期限と新たに提出可能な予定日を併せて書く。理由が長いほど言い訳として読まれるので、主役は日付にする。

何日遅れるか分からないときは何と伝えればいいですか

完成日を無理に決めず、「いつ分かるか」の日時を約束する。「◯月◯日18時までに残作業を洗い出し、確定した納期をご連絡します」。空白の日をつくらないことが目的で、期限を過ぎても連絡しない無断遅延が最も避けるべき行為。

お詫びメールの件名はどう書きますか

用件が一目で分かる形にする。例:「【お詫び】◯◯制作 納期変更のご連絡(新納期 9月12日)」。件名・宛名から始め、あいさつとお詫び、理由と新しい期限、再発防止策、結びの順で構成する。

参照した情報源

  1. 見積書や納品物の提出遅れ!お詫びメールの書き方と例文集(弥生株式会社)・確認日 2026-09-08
  2. 納期遅れのお詫びの伝え方|メールや電話で使える例文付き(Indeed(インディード))・確認日 2026-09-08

本記事は、当編集部の制作基準——出典との照合・表現・重複の多段検証——を通過したものだけを公開しています(下書きにはAIを活用)。 仕組みの詳細は編集プロセスの開示をご覧ください。

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